自分専用の「3分朝刊」を作ってみよう
ChatGPTで自分専用AIを作ろう
ChatGPTを使っているけれど、「質問する以外に何ができるの?」「無料版でも実践できる?」「ChatGPTのWorkとは何?」と思っている方も多いのではないでしょうか。
今回は、初心者でも実践しやすいテーマとして「自分専用3分朝刊」を作ります。自分の興味や関心をChatGPTに整理してもらい、その結果をもとに、自分に必要な最新情報だけを集めてもらいます。
さらに、利用できるプランや環境では、毎朝決まった時間に情報収集を自動実行したり、気に入った記事をナレッジカードに変換して、Sitesで作ったKnowledge Hubへ蓄積したりするところまで発展できます。
今回作るもの
完成形は、次のようなイメージです。
自分について答える
↓
ChatGPTが興味・関心を整理する
↓
自分向けの情報テーマを決める
↓
Webで最新情報を調査する
↓
3分で読める朝刊を作る
↓
必要に応じて毎朝自動実行する
↓
気になる記事をナレッジカードにする
↓
Knowledge Hubへ蓄積する
単なるニュースまとめではなく、「自分のために情報を選び、あとで使える知識に育ててくれるAI」を作るのが今回の目的です。
無料版でもできますか?
はい。無料版でも、自分診断、興味・関心の整理、その日の情報収集、3分朝刊の作成まで試せます。ただし、利用できるモデル、Web検索、スケジュール実行、Work、Sitesなどの機能や利用上限は、プラン・地域・アカウント・提供時期によって異なります。
まずは通常のChatで「今日の自分専用朝刊」を1回作り、内容を自分好みに調整するところから始めましょう。最初から自動化する必要はありません。
ChatとWorkは何が違う?
通常のChatは、「これを教えて」「文章を直して」「アイデアを考えて」といった会話形式の利用に向いています。今回の自分診断や、3分朝刊の試作・調整にも適しています。
一方、Workは、目標や資料、会話の文脈をもとに、調査・分析・ファイル作成など複数の作業をまとめて進め、レポートや資料などの完成物にする用途に向いています。
今回なら、Chatは「相談しながら自分好みの朝刊を育てる」、Workは「調査から整理、カードや資料などの完成物作成まで進める」と考えると分かりやすいでしょう。
STEP1|自分診断をする
まずは新しいチャットを開き、次のプロンプトを入力します。
私専用の情報収集レポートを作りたいです。
その前に、私の興味・関心・趣味・仕事・学習したいこと・最近気になっていることを整理したいです。
私に質問してください。
一度に大量に質問するのではなく、私の回答を見ながら、必要に応じて追加質問してください。
最終的に、
・特に興味が強い分野
・今後学ぶ価値が高い分野
・定期的に情報収集すると役立つ分野
に整理してください。
質問には正解がありません。仕事、趣味、困っていること、今後やってみたいことを、そのまま答えてください。
STEP2|まず今日の朝刊を作ってみる
興味・関心が整理されたら、次のプロンプトを実行します。
ここまでの診断結果をもとに、私専用の「3分で読める朝の情報収集レポート」を作ってください。
毎回Webで最新情報を確認し、できるだけ公式情報・一次情報を優先してください。
私の興味・関心との関連性を考えて、価値の高い情報だけを選んでください。
重要な情報には情報源のリンクを付けてください。
全体を3分以内で読める量にまとめ、最後に「今日10分以内でできること」を1つ具体的に提案してください。
STEP3|自分好みに朝刊を調整する
完成したレポートを読んで、「AIの記事が多すぎる」「趣味の情報を増やしたい」「文章をもっと短くしたい」などと感じた場合は、そのままChatGPTに希望を伝えます。
AIを最優先にして、アート、ウイスキー、地域の集客情報も入れてください。新しい情報が少ない分野は、無理に件数を埋めないでください。
AIは、最初から完璧に指示する必要はありません。
作る
↓
読む
↓
希望を伝える
↓
もう一度作る
この繰り返しで、少しずつ自分専用AIに育てていきます。
自分では検索しない情報も入れる
自分の興味だけに合わせすぎると、すでに知っている情報ばかりになる場合があります。そこで、次の指示を追加します。
私の興味と完全に一致する情報だけではなく、これまでの回答から考えて、まだ知らないけれど興味を持ちそうな情報を毎回1つ紹介してください。なぜ私に合いそうなのかも説明してください。
これによって、単なる情報収集ではなく「新しい発見」まで得られるようになります。
Workで完成物まで作る
Chatで自分好みの3分朝刊が完成したら、必要に応じてWorkでも使える実行用プロンプトにまとめます。
ここまでの会話で完成した「自分専用3分朝刊」を、Workでも同じ内容・構成で作成できる実行用プロンプトにまとめてください。
私の関心分野、情報の優先順位、文章量、情報源の示し方、活用方法、前回と同じ内容を繰り返さないルールなど、これまでに決めた条件を省略せず含めてください。
プロンプトだけを、そのままコピーできる形で出力してください。
作成された実行用プロンプトをコピーし、Workを選択できる環境では新しいチャットでWorkへ貼り付けます。これにより、調査・分析からレポートやカードなどの完成物作成まで、まとまった作業として進めやすくなります。
毎朝自動で情報収集する
スケジュール実行を利用できる環境では、完成した朝刊に対して、次のように依頼します。
この「自分専用3分朝刊」を、毎朝7時30分に作成してください。
毎回Webで最新情報を確認し、私の興味・関心との関連性を考えて、価値の高い情報だけを選んでください。
前回と同じ情報は、重要な続報がない限り掲載しないでください。
全体を3分以内で読める量にして、最後に「今日10分以内でできること」を1つ提案してください。
設定後は、表示される実行時刻、繰り返し、次回実行を確認してください。利用できるスケジュール機能や上限は、プランや環境によって異なります。
気に入った記事を「ナレッジ化」する
3分朝刊は、読んで終わりにするだけではありません。朝刊の中で「仕事に使えそう」「もっと深く考えたい」と感じた記事は、要点と活用方法を1枚のナレッジカードに整理できます。
朝刊が表示されているチャットで、気になる記事を指定して次のように入力します。
今回の3分朝刊の「○○の記事」をナレッジ化してください。
記事の要約だけではなく、
・核心となる考え方
・自分の仕事や活動への応用方法
・実際に小さく試す最初の一歩
・関連する既存のナレッジ
・出典と記事URL
を整理してください。
既存のナレッジカードと同じデザイン・番号形式でカード画像を作成し、Knowledge Hubへ最新順で追加してください。関連するカード同士も接続してください。
「○○の記事」の部分は、記事の見出しや内容に置き換えます。同じチャット内で対象が明確なら、もっと短く「このAIの記事をナレッジ化して」と入力するだけでも構いません。
ナレッジカードに整理する内容
- カード番号:AI、アート、ビジネスなど分野別の管理番号
- 核心:その記事から残しておきたい重要な考え方
- 自分なら:自分の仕事、店舗、講座、活動への応用方法
- 最小実験:費用や時間をかけすぎずに試せる最初の一歩
- CONNECT:関連するカードや別分野の知識
- 情報源:元になった記事名、公式サイト、URL、確認日
この形にすると、ニュースが「知った情報」から「あとで使える知識」に変わります。
Knowledge HubをSitesで作る
ナレッジカードが増えてきたら、ChatGPTのSitesを使って、カードを一覧・検索・管理できるKnowledge Hubを作ります。Sitesを利用できるプランや環境で、初めて作るときは次のように依頼します。
これから作成するナレッジカードを蓄積・管理する「Knowledge Hub」をSitesで作成してください。
必要な機能:
・カードを最新順で一覧表示
・AI、アート、ビジネスなどのカテゴリ絞り込み
・カード番号、テーマ、タグによる検索
・カード画像の拡大表示
・核心、自分への応用、最小実験、出典URLの表示
・関連カード同士のつながり表示
・選択した4枚をA4サイズ1ページのPDFとして印刷
今後「この記事をナレッジ化して」と依頼したときは、新しいカードを同じ形式で作り、このKnowledge Hubへ最新順で追加できるようにしてください。
Sitesは、ChatGPTからWebサイトやWebアプリを作成し、公開・更新できる機能です。作成後は専用URLが発行され、ナレッジカードを一覧で確認できます。
2回目からは「○○の記事をナレッジ化して」だけ
最初にナレッジカードの形式とKnowledge Hubを作っておけば、同じチャットでは、朝刊の気になる記事を指定するだけで追加できます。
○○の記事をナレッジ化して
例えば、「駅近店舗の空き場所を手荷物預かりにする記事をナレッジ化して」のように入力します。これまでに決めた形式に合わせて、内容の整理、カード番号の付与、カード画像の作成、Knowledge Hubへの最新順での追加、関連カードとのつながりの更新まで進められます。
新しいチャットで依頼する場合や、複数のKnowledge Hubがある場合は、対象の記事やKnowledge Hubを特定できないことがあります。その場合だけ、記事名、Knowledge HubのURL、既存カードの見本などを追加で伝えます。
大切なのは、記事をそのまま保存することではありません。「自分ならどう使うか」と「最初に何を試すか」まで決めておくことです。
例えば、AI講座の記事なら新しいカリキュラム案へ、アートの記事ならワークショップの仕組みへ、海外のバー事例なら新メニューやイベント企画へ変換します。
今回作ったのは、「自分を診断して、必要な最新情報を集め、気になる情報を使える知識に育ててくれる自分専用AI」です。
まずは「毎朝、自分の代わりに何を調べてもらえたら便利か?」を考えるところから始めてみましょう。朝刊、ナレッジカード、Knowledge Hubを組み合わせることで、ChatGPTを「情報を集めるAI」から「情報を事業や行動へ育てるAI」へ発展させられます。


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